よくある質問

Q1: 鉄ふたの有効高さ120mmですが、実際の高さは110mmです。10mmの差は何ですか?


図のように部材の下部から上部部材の下部までの長さとしているため、調整リングのオス寸法10mmを受枠の実寸法に加えなけければ高さに不足が生じます。これは、組合せ計算の上での寸法ですので、受け枠の実寸法はあくまでも110mmです。

Q2: 調整リングは、何枚も重ねて良いのですか?

構造上は、何枚で重ねることが出来ますが、調整リングには足掛金物をつけることが出来ないので、昇降に支障をきたします。したがって、調整リングが50cm程度を超える高さになったら、斜壁での調整をお勧めします。また、フリーステップの使用も検討してください。

Q3: 調整リングを使用しなくても問題ありませんか?

構造上及び組合せ上は問題ありませんが、将来道路の嵩下げが予測されるような現場では、調整リングを使用していないと斜壁まで交換する必要が生じますので、調整リングを使用する組合せを推奨しています。

Q4: 調整高がゼロの場合、調整金具は不要ですか?

調整金具には、高さの微調整と受け枠の固定機能の機能があります。そのため、調整高さがゼロでも、調整金具25mm用の使用を組合せてください。

Q5: おどり場の設置基準はありますか?

「下水道施設設計・設計指針と解説」には「足掛け金物は腐食に耐える材質のものを用いる必要がある。また、深い特殊マンホールの場合には、はしご、階段式を用い、更に3~5mごとに中間スラブを設ける。」との記載があり、そのため一般的には3~5m毎に設けています。詳細に関しては、各自治体に確認してください。

Q6: 深形マンホール(II種)の設置基準を教えてください。

一般的な施工条件の場合には、次の深さを超えると深形マンホール(II種)となります。
・1号マンホール:5m
・2号マンホール:5m
・3号マンホール:5m
・4号マンホール:5m
・5号マンホール:5m

Q7: 中間斜壁(M2T39など)の設置深さに制限はありますか?

中間斜壁の埋設深さは、下記の数値以内でお願いします。
・2号マンホール:5m
・3号マンホール:5m
・4号マンホール:5m
・5号マンホール:5m